タイ人と名刺交換をしようとする時、「名刺を持ってこなかった」という人が多くて戸惑うことがあるかもしれません。
タイ人は日本人ほど頻繁に名刺交換する習慣はありません。それでも一応、こちらの名刺を手渡すことはとても良いことだと私は思います。
パーソナルゾーンを大きく乗り越えて相手に大接近するこの儀式は、それだけでアイスブレークになるからです。
片手で渡しても、両手で渡しても、机の上からでも下からでも、細かいことはあまり気にしなくて大丈夫です。
日本人のお客様で、ご自身のタイ語のニックネームを名刺に印刷されていた方がいました。「タイ語のニックネームがあるんですね」と反応してもらえたら、つかみはバッチリですよね。
日本人の名前はタイ人にとって覚えにくいので、顔写真を入れるなどの工夫をするのも良いと思います。
連絡先を知りたいが、相手が名刺を持っていないという場合は、LINE交換もお勧めです。
最近、タイではビジネスの連絡もメールよりLINEで行うことが増えてきました(国によっては、カカオトークとかWhat's up が主流の場合もありますが、タイではLINEが隆盛を極めています)。
メールの場合、Dear....とか、Best regards,....とか書かなくちゃいけないので地味に面倒くさい。スタンプだけでも会話できちゃう手軽さがLINEの魅力です。
必要に応じて、会社の公式アカウントなどを取得しておくと良いかと思います。