年下(目下)の人から年上(目上)の人に対して先に合掌をして挨拶をするのが基本です。
挨拶の言葉は、朝昼晩いつでも
サワッディー・クラップ สวัสดีครับ(自分が男性の場合)
サワッディー・カー สวัสดีค่ะ (自分が女性の場合)
出会った時も別れる時もオールマイティーで使える便利な言葉です。
繰り返しますが、誰から先に挨拶するかというのがとても重要です。日本人経営者は、若いタイ人社員に率先して合掌・挨拶するべきではありません。「年上の人から先に合掌されると寿命が縮む」というジンクスもあるくらいなので、上の立場の方は「挨拶されたら返せば良い」くらいに思っておいて頂ければ大丈夫です。
目下の人に対して合掌をする時、手の位置は胸の前くらいが丁度良いです。
逆に、目上、年上の人に対して合掌する時、手の位置が低いと失礼にあたります。指先が鼻に触れるくらいの高い位置で合掌しましょう。
指先は揃えると綺麗です。
挨拶は、普通は出会った時1回、帰り際に1回すればOKです。日本人は、帰り際に名残り惜しんで何度もお辞儀をして、相手が見えなくなるまで車の外でお見送りをしたりしますが、タイでは1回合掌してサヨナラの挨拶をしたらもう「バイバイ」というのが一般的です。