趣味と駆け出し通訳だった頃の話

2024年01月25日 23:16

趣味でタロットの勉強をしています。

タロットは占いの為に作られた物ではなく、
カードの絵柄には「魂の成長」が描かれている
と聞いて興味を持ちました。

0番は、愚者。色んな体験をする為、
身軽に人生の旅に出かける少年の絵です。
しがらみのないフリーランサーとして
親近感を覚えるカードです。

自分のキャリアにあてはめてみると、友達の勧めで
応募したJICAの研修監理員の仕事を思い出します。
訪日タイ人研修生に対する通訳のお仕事です。

とりあえず話を聞きに行ったら、いきなり
「通訳の試験をしてみましょう」という流れに
なって焦りました。

「メモは置いて帰って下さい」と言われましたが、
字が汚すぎて恥ずかしさの極み(汗)。

でも、なぜか合格でした。
タイ語通訳が不足していたのかもしれません。

研修通訳の初日、スーツ&ネクタイ姿の研修生たちに
見つめられ、とーっても緊張したのを覚えています。

手が震えて手元のお茶をこぼしましたよ( ̄∀ ̄)
「愚者」が足を滑らせて、崖から落ちそうになっている
イメージと重なります。

あれから約19年、その後もお茶はこぼしましたが
(こぼしとるんかいっ)
前より落ち着いてできるようになったと思います。
長い通訳人生の中で、仕事に行くのが嫌だ
と感じたことはほとんどありません。

19番のカードは、太陽。
お客様と温かい信頼関係を築きながら
楽しくお仕事できていることに感謝です😊

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