高齢者ケアプロジェクトの通訳を担当しました。
高齢化が進むタイでは、日本の経験が注目されていて
今回は在タイ日本大使館の代表やメディアも出席する
大変意義深いイベントでした。
タイ語から日本語に通訳するのと
日本語からタイ語に通訳するのとでは
国民性の違いにより
それぞれ異なる難しさがあります。
タイ語から通訳する場合は、
とにかく資料がありません。
同時通訳の時などは特に、
事前に専門用語を把握したくて、
会場の前で講演者を捕まえて
資料を催促した若き日の私。
サプライズ♪(本番のお楽しみ)
とウインクされて、倒れそうになりました💦
日本語から通訳する場合、
資料は数日前には届きます。
ただ、当日早朝に
「修正点を伝えたいから、早めに会場に来て欲しい」
などと言われることがあります。
何事かと思いながら駆けつけると、
「句読点が間違っていた」とのことで、
顎が外れそうになったことが数回あります。
(なので最近は警戒しています)。
あと、書き言葉…特にスピーチなどの改まった文章は
気軽に訳せないので、事前準備に時間がかかります。
そんなこんなで大変なことも多いですが、
この仕事がとても好きです。
規模の大小に関わらず、
プロジェクトの一員として関われることに
やりがいを感じますし、
毎回、多くの学びがあります。
これからも丁寧に、一つひとつの現場に
向き合っていきたいと思います。