無理なお願いを聞いてもらうには

2020年10月30日 15:18

お客様から聞いた話です。
中国にて。今日は中国人の部下の結婚式の日。
この日の夜、どうしても彼に会社に来て仕事をして欲しいのですが、どうしたら良いでしょう?
答えは、上司が結婚式に行って親戚の前で「彼はとても有能だ」とスピーチをし、「今晩、どうしても彼の力が必要なのです」と訴えるんだそうです。すると皆が拍手で送りだしてくれるんだそうです。
かなり限定されたシチュエーションのようにも感じますが、人前で、特に親しい親戚の前で褒められて拍手でもされたら、頑張ってしまうのはわかる気がします。

所変わってイギリス。今日はイギリス人の部下の結婚記念日。
この日の夜、どうしても彼に会社に来て仕事をして欲しいのですが、どうしたら良いでしょう?
答えは、この日は諦めて別の日に働いてもらうんだそうです。
え。
無理なものは無理なのですね・・・(汗)。

「タイだったら、どうしたら良いかなー?」と聞かれ、ひとつ頭に浮かんだことがあります。

中国の例みたいに、すぐに何かして変わるわけではないんですが、
これまで多くの会社で「○○があったからサービス残業もやりました」とか、「○○があったから洪水の危機も乗り越えられました」という社員の声を聞く機会がありました。

タイ大手SCGグループの元CEOカーン氏も、○○に取り組んだのが最大の改善だったと退任式でスピーチされていました。
さて、○○とはいったい何でしょう?何をしたら良いのでしょう?

それは・・・
「家族的な雰囲気」を作ることです!

シーン・・・と興醒めされたかもしれませんが、家族的な雰囲気があれば会社が楽しくて作業効率が上がり、上司のお願いに喜んで対応してくれるのがタイ人です。
前国王、ラーマ9世があれだけ慕われていたのも「国民の父」としてのイメージをうまく確立できていたからではないでしょうか。

SCGグループでは、家族的な雰囲気を作る為に社内で「△△上司」という呼び方を改め、「ピー△△(お兄さん、お姉さん)」、「ノーン□□(弟、妹)」という呼び方に切り替えて業績がグンとアップしたんだそうです。

日系企業ではここまでしなくても、

●頻繁に社員に声がけする
●たまには家族の様子など聞いてあげる
●部下の家族が病気や事故に遇った時に気遣ってあげる
●社内の親睦を深めるためのイベントを企画する

などを意識することでアットホームな雰囲気になってくるかと思います。
無理なお願いを聞いてもらえるという以上に、信頼関係ができて様々な+アルファのメリットがあると思いますので、宜しければ参考になさってみてください。

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