話の進め方 その2

2020年07月24日 14:12

アイスブレークの法則

前回、タイで商談をする時はなるべく早めに結論を話した方が良いと書きました。
特に初対面の商談相手に対しては、早い段階で簡潔に訪問目的と双方にとってのメリットをお話しできるとスムーズです。

以前読んだ本の中で、日本のトップセールスウーマンが「面白いお話を聞かせてあげます」と言いながら会社訪問して、ビジネストークなしでお友達になる術が書かれていましたが、タイでそんなやり方が成功したのは見たことがありません(よっぽど美人ならわかりませんが)。

ごくたまに「今日は仲良くなれれば良いのだ」と延々と世間話を続けるお客様(日本人)がいらっしゃいますが、「君は何が言いたいんだー!早く要点を話してくれ!こっちも忙しいんだ!」とストレートに怒られました。

フレンドリーなイメージの強いタイ人ですが、付き合うメリットがわからないいちげんさん相手にそうそう時間を割いてもらえません。

だからと言って、突然本題に入るのも味気ないので多少のアイスブレーク・トークはするべきだと思います。

以下、アイスブレーク・トークにお勧めの無難な話題です。
●オフィスや部屋の雰囲気を褒める
●会社の管理体制や立地を褒める
●気候の話題
●時事の話題
●タイ料理の話題

この他、ご自身を印象付ける演出として、ニックネームを名刺に印刷しておくという奥の手もあります(タイ語のニックネームならなおさら印象的です)。
「タイのニックネーム持ってるの?」と反応してもらえたら、掴みはオッケーですよね。

避けるべきは、王室に関する話題です。
タイでは不敬罪があるので、公共の場でむやみに王室の話題を出さないのが暗黙の了解となっています。
政治の話も深入りしない方がベター。
家族や部下に邪険に扱われているネタも心にしまっておきましょう。
「私、社長なのに社員からじいちゃんと呼ばれております」と自虐ネタを披露して下さる方がたまにいらっしゃいますが、タイ人は上下関係の秩序に厳格なので、ドン引きされてしまう可能性がないとも言えません。

みなさまの商談がうまく進みますように。

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