話の進め方

2020年06月26日 16:12

商談やミーティングに入る前、お客様(日本人)によくお伝えする内容があります。

●結論に至る過程や理論の話は後で、結果がどうなるかを先に説明してください。
●抽象的な話は、なるべく具体的に説明してください。

多くのお客様は、「過程が何より大切なんだ」、「プロセスが正しければ結果は後から付いてくる」と仰います。
その通りだと思いますが、一般的にタイ人は結果重視思考なので、先に理論やプロセスの話をしても結果が気になって、話が頭に入らない場合が多いのです。

タイ語の文章の組み立て方が結論→理由なので、そのような思考回路になっているのかもしれません。
タイの仏教(小乗仏教)の教えが「~すべきらず」という具体的な戒律中心であることも関係あるかもしれません。
とにかく、抽象的な発想に慣れていない人が多いのです。

結果の話(利益に関することなど)は断言しにくいこともあると思いますが、話せる範囲で説明して、興味を引きつけた上でプロセスの話をした方が、よく理解してもらえると思います。

抽象的な話に関しては、「こだわりの●●」とか「丹精こめた●●」とか、日本人が好む精神論的な表現が色々ありますが、言葉だけ聞いてもタイ人にはよくわからないし、そこまで心に響きません。
「で、コストはいくらなの?」と一瞬で切り返され、残念に感じることしばしば・・・。
どうせなら、「冬に日本海で水揚げされたカツオという高級な魚からとったスープ」とか、「有機土壌でクラシックを聞かせて育てた」とか、具体的な情報をたくさん提供して商談相手の興味を引きたいものです。

みなさまの商談がうまく進みますように。

丹精込めて育てたこだわりの羊

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