リモート通訳メリット・デメリット

2020年05月28日 23:34

最近リモート通訳をすることが増えてきたので、個人的な感覚を元にメリット・デメリットをまとめてみました。

メリットその1.移動しなくて済む

渋滞の多いバンコクでは特に、移動の負担が減るのは素晴らしいことです。
お客様にとっては、移動時間や待ち時間分の通訳料金を割愛できてコスト削減に繋がります。
会社が遠方で「通訳さんを呼ぶの申し訳ないなあ」という場合でも、リモート通訳であれば心配ありません。

メリットその2.時間通りに始まる

南国の人は時間にルーズだと言われます。
タイでは会議時間が大幅にずれるということはそんなにありませんが、それでも15分程度の遅れは当たり前というか、遅れたうちに入らない感があります。
ところがウェブ会議だと、時間ぴったりに始まるのです。
やればできるじゃないですか!と皆を褒めたいです。

メリットその3.お喋りや会話の脱線が減る

大勢の人が一箇所に集まって会議をすると、横の人同士で話し始めたり、話が脱線することも多々あるのですが、ウェブ会議だと話者はパソコンやスマホに向かって話をしなければならないので「不要な会話が減る」、「脱線が減る」、「会議のテーマにフォーカスして話が進む」というメリットがあると感じます。


もちろん、デメリットもあります。

デメリットその1:聞きづらいことがある

通訳をする上で音声がクリアに聞き取れるということがとても重要ですが、システムによっては聞き取りにくく、「もう一度お願いします」と言わざるを得ないことがたまにあります。
特に、会議室に大勢が集まってマイクを使わずに話し始めたりされるとお手上げです。
イヤホンを使うとだいぶ聞き取りやすくなります。
ウェブ会議のノイズを消すアプリもあるので、通訳さんは要チェックです。

デメリットその2:慣れないと不安かもしれない

ウェブ会議なのに、わざわざ会社に呼ばれて社長様のスマホ等を介して通訳するという場合があります。
お客様にとっては色んな事態に備えて、通訳はなるべく近くにいてくれた方が安心だと思うのでしょうね。

デメリットその3:料金設定が難しい

例えば1時間のウェブ会議通訳を依頼する場合、お客様の立場から見たら通訳者を拘束する時間は1時間ぽっきりなので、終日の通訳料金割る8(時間)の値段でいけるんじゃないかと思うかもしれません。
ところが通訳の立場から見ると、1時間の予定を入れてしまった故にその後に入ってくるかもしれない終日の通訳案件を断らなければならなくなるかもしれません。
安い値段のウェブ会議を引き受けることは、通訳さんにとってはリスクです。
在宅リモート通訳というのはこれまでほとんど行われてこなかった形態なので、相場がはっきりしないのが現状です。

双方がメリットを感じられる形でリモートのウェブ会議通訳が今後もっと広まれば良いなと思っています。

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